落葉樹の赤や黄色と常緑樹の緑、それに空の青が織りなす色合い。さらに冬に備えて枝を離れたその主役たちは、その色艶を残したまま、山々にろ過され透き通った聖水を運ぶ養老川の水面に散り、さながら春爛漫の桜の花筏ならぬ「紅葉筏」となって人里に秋の終わりと冬の訪れを告げる。
山々の紅葉、水面に映る紅葉、流れる紅葉筏、当に「絶景」と言うに相応しい、大自然の命の営みに、こころ洗われ目が覚めるような心もちでした。改めてこの大自然に感謝するとともに、人間はこの大自然の歯車でしかないことを忘れかけているのでは、と改めて思い至った1日でした。