今年も8月27日・28日の両日、地区のふるさとまつりが盛大に開催された。猛暑の夏だが、夏休みも終わりに近づき、子ども達の心にまたひとつよい写真が残せたと思う。
私の係りは、数年前から始めたペットボトルキャップ回収場の整理係りである。普段から商店や学校の協力でペットボトルキャップを回収しているこの地区では、この活動がすっかり定着している。キャップはもはや可燃ゴミではなく、再利用できる貴重な資源なのだ。回を重ねるごとに回収量も増え今年は100kgをかなり超えたと思われる。会場をを訪れる家族連れがそれぞれキャップを溜めこんだ袋をわざわざ抱えて持ってきてくれる。量の多寡ではない。ごみとして燃やすものではない、と考えてくれることがうれしい。「ありがとうございます」と自然に感謝の気持ちが溢れ出る。合言葉は「子ども達の未来に繋ぐ環境を考えよう」である。
たったひとつの1gほどのちっぽけなペットボトルキャップ。だが、これを無意識に可燃ごみとして捨てるのと、再利用されることを知った上で回収に協力するのとでは「地球の将来に託す思い」に雲泥の差がある。それはそのまま、子どもたちへの愛情でもある。「自分だけよければ」は「今だけよければ」と同じ。つまり、将来のことなど考えず、今を楽に、楽しく過ごせればそれでいいということ。地球環境の将来を思いやるとは、子どもの将来を思いやることとまったく同じなのだ。親たちのツケを払わされるのは子ども達なのだ。
人が人としてできる最高の行いは、自分以外の生き物や物を慈しむこと。「お金が落ちていないかと下を向いて歩くより、遥か先の一本の「気になる木」の行く先を案じて生きたいものである。
それにしても、たくさん集まった\(^o^)/・・・地区の方々が、「ひとつ気付き、そしてさらに次へ」向かってなにか行動する。そんな繋がりこそが環境問題のいちばんの解決策だと信じている。ご協力ありがとうございました。
たかがキャップ、されどキャップ。あなたは、ふるさとの為、子どもたちや地球の未来の為、何よりも自分の為に、なにを始めますか?
いが