地元の松ケ丘中学校の生徒会が自主的にペットボトルキャップの回収を始めて3年目になります。最初はたったひとり、尊敬すべきK君の地道な呼びかけから始まりました。彼は寡黙であったが、その熱い心根はやがて仲間を動かし、学校を動かし、彼の卒業したのちにも生徒会のよき伝統となって今に続いているのです。
ペットボトルキャップは黙っていれば可燃ごみとして税金を使って燃やされてしまいます。集めてリサイクルすれば、何度でもリサイクルできる建築資材となって生まれ代わります。産業革命以降、科学の発達を土台とした経済の発展こそが幸福に繋がると疑わなかった人類は、環境問題という人間の命の根源を脅かす負の遺産を築いてきました。地球という器は限りあると誰もが感づいていたにも関わらず、目をつむり、見て見ぬふりをしてきましたが、既に取り返しがつかないところまで来てしまったのかもしれません。今の子ども達、そしてそのまた子ども達にとって、自分たちの立つべき大地が危ういのです。
限りある器に、ゴミを入れ続ければ溢れるのは当然のこと・・・。子ども達が、たったひとつのペットボトルキャップから自分の足元を見つめる姿を、我々大人は曇りのない目で見つめ、むしろ子ども達に学ぶ姿勢が大切なのだと思います。
ありがとう、松中生徒会、ありがとう、子ども達。おわり
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