2013年8月28日(水)の朝の通勤バスでのことです。
・・私はいつもの通り「ゴミ拾い・挨拶活動」の日課を済ませ、7時35分頃、星久喜台のバス停から千葉駅行きのバスに乗りました。停車したバスはかなり混雑 していて、部活動の試合に向かうらしい松中生徒が多数立っていました。私が「おはよう」というと、口々に「おはようございます」と気持ちの良い、はっきりとした挨拶が返ってきました。私は、一番後ろの座席に詰めればまだ座る余地があったので、立っている生徒達に声をかけながら後ろに移動し、既に座っている方々に声をかけて詰めてもらって着席しました。あらためて生徒達の恰好を見ると、どうやら卓球部のようです。その時点で、私の目の前には入口に比べて人が立てる空間がかなりありました。やがて次のバス停に停まり、新しく数人が乗り込んできました。すると、生徒の集団の最後部(私に一番近い)に立っていた一人の男子生徒が、入口の混雑を察したのでしょう、後部に向かって移動したのです。その生徒はしばらく自分から離れてしまった格好になった仲間を見ていましたが(他の仲間も移動して欲しいと考えていたと思います)、仲間たちも他の乗客も誰もそれには追従しませんでした。私は下がったが為に仲間との距離が開いてしまったその男子生徒を見ていましたが、仲間のところに戻ることもせず、一人で堪えているようにも見えました。私は、自分のとった行動に対して自信が揺らいでいるであろう彼に一言声をかけてやりたい衝動に駆られ、少し座席から身を乗り出してその子に声をかけました。卓球部 であること、電車で試合に行くこと、他の部活動の活躍のこと、etc・・など、やり取りしました。最後に私は「あなたがバスの混雑状況を見て、後ろに下がったところをを見ていました。誰もついてこなかったけれど、一人でも行動したあなたは素晴らしいですよ。 今日は熱中症に気を付けて、ガンバッテね」と声をかけました。
・・行動する人、行動したいが他の様子を見る人、何とも思わない人。それぞれの集合に分かれてしまうのは仕方がないことです。しかし、それぞれの集合の良し悪しを唱えるのではなく、一人でも正しいと思ったことを行動するその勇気を大切にしたい、と強く感じた出来事でした。
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